便秘・下痢は自律神経のトラブルを疑いましょう

2020/09/03

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便秘・下痢には自律神経が関わっている

便秘の原因のほとんどは生活習慣の乱れです。慢性便秘のおもな原因としては、食生活の乱れ、水分摂取量の少なさ、ストレス、体内リズムの乱れなどが挙げられます。

思い当たることがないのに、ある時から便秘が続いたり、突然便がゆるくなって困った経験はありませんか?

ここ数年の傾向として、検査をしても原因がわからない、便秘や下痢に悩む人が増えてきました。便秘や下痢など排泄障害がおきやすい症状には、自律神経が深く関わっていることが多いです。

交感神経が優位だと便秘や下痢になる

便秘を起こしやすいのは、忙しすぎて時間に追われたり、同じ姿勢をとり続けて運動不足になったときが多いと思います。これらの誘因が交感神経を緊張させるために、消化管機能が低下してしまい、便秘になるのです。

一方、下痢を起こしやすいのは精神的なことで極度に緊張したり、体を冷やした時。ストレスや体の冷えも交感神経を緊張させるので、下痢も交感神経が優位になって起きるのです。

下痢は交感神経優位の反動

しかし、下痢を起こすときはもう1ステップ加わります。

交感神経と副交感神経は正反対の働きをしますので、交感神経が優位になり過ぎた後に、交感神経の緊張から逃れるために副交感神経が過剰に反応して下痢を起こすのです。排便や排尿などの「排泄」する行為は副交感神経の働きによる反応なので、交感神経が緊張しすぎた場合には、自律神経のバランスをとるために副交感神経を刺激する意味で下痢を起こさせるのです。

そのため、満員電車の中や人前で緊張する場面などでは、交感神経が緊張して下痢が起きやすくなり、「また起きるかもしれない・・・」という、予測不安から心身ともに疲弊してしまいます。そうした心身の疲弊が交感神経をさらに緊張させて、より頻繁に下痢が起きてしまうわけです。

副交感神経を優位にして便秘や下痢を改善

たとえ便秘や下痢に悩んでいなくても、何ヶ月間もすっきり感がない場合は、自律神経のバランスの崩れを疑うべきでしょう。

緊張した交感神経は、副交感神経を優位にすることでほぐすことができます。自律神経には、どちらか一方が優位になると、もう一方の働きが抑えられるというシーソーのような関係があるため、副交感神経を優位にすることで、自動的に交感神経の緊張も取れていくわけです。

幸いなことに、副交換神経は休んだり、リラックスしたり、体を温めるなどのセルフケアで優位にすることができる神経です。副交換神経を優位にして便秘や下痢を改善しましょう。