しろなまず(尋常性白斑)について

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しろなまず(尋常性白斑)とは

しろなまずとは、表皮の色素細胞の機能が停止して、メラニンが作れなくために起こるほぼ完全な脱色白斑のことです。境界は比較的鮮明で、顔以外でも頸や胸、背中や手の甲などに見られます。大きさ形はさまざまです。

頭部に現れた場合には毛髪は白髪となります。皮膚神経分布に一致して現れることもあります。痛みやかゆみといった自覚症状は伴わず、白斑周囲の皮膚の色は逆にやや黒くなっていることがあります。

しろなまずは、後天性のもので、発生後、急速に拡大進行する場合もありますが、通常は進行はゆるやかで1~2年かかりやがて症状は固定します。

原因は特定できませんが、抗メラニン抗体による自己免疫、神経系の失調、ホルモンの異常などによると考えられています。