黒皮症について

2019/10/23

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黒皮症とは

皮膚組織にメラニン色素やその他の物質が沈着し、黒褐色に変化した状態になったものが黒皮症です。

皮膚のごく一部の狭い範囲のものから、全身ひ広範囲にわたるものまで、現れる状態はさまざまです。皮膚だけではなく、粘膜にも黒色化を見ることもあります。

女性で、額部、頬部、耳前、髪の生え際、側頸に見られるのがリーフ黒皮症です。女子顔面黒皮症とも言います。紫灰色から紫褐色の網状の色素沈着をきたし、境界は不明瞭であるので、シミと見分けることができます。

黒皮症の初期は発赤、丘疹、かゆみなどの典型的な炎症症状をきたし、やがて色素沈着となります。

化粧品による接触性皮膚炎や、光線アレルギー性の接触性皮膚炎の結果として黒皮症となる場合が多いです。化粧品の使用中止と直射日光を避けることが必要です。

初期の炎症症状のころに適切な治療を行うことにより、黒皮症への移行をある程度食い止めることができます。また、ビタミンCの長期間にわたる内服療法も効果的です。