オレイン酸について

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オレイン酸とは

オレイン酸は、皮脂に含まれる脂肪酸中約20%を構成している大事な要素のひとつで、肌の乾燥を防ぐために、第一に必要な保湿成分です。オレイン酸が足りなくなると、肌の乾燥や、カサカサを避けることはできませんし、たいていの乾燥肌の方にとって、まず第一に必要となることが多い脂肪酸のひとつです。

オレイン酸は大変粘度があるのが特徴で、豊かでこってりとした保湿力の源です。

また、オレイン酸は、肌の常在菌(肌に住み着いている菌)の繁殖を助けるのにも一役買っています。肌を弱酸性に保ち、健康に保つためには常在菌の繁殖は絶対必要なことです。

ただし、皮脂の分泌が過剰なニキビ性の人の場合、すでに必要以上のオレイン酸が肌にのっている場合があります。そんな人の場合には、オレイン酸をさらにつけすぎると、ニキビを悪化させる種類の菌の繁殖をも助ける結果となることがありますので、注意が必要です。ニキビは気になるけど保湿が欲しい人の場合は、リノール酸、リノレン酸やロウを多く含んだオイルを試してみるといいでしょう。

オレイン酸は、椿油、オリーブオイル、スイートアーモンド油、アボカド油、マカデミアナッツ油などに特に多く含まれています。