ククイナッツ油について

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ククイナッツ油とは

ククイナッツ油は、ハワイ州の木「ククイナッツ」の実を搾ったオイルで、紫外線のダメージから肌を守るハワイの美容オイルです。

ハワイではククイナッツ油は、昔から、先住民の人々の間で、切り傷、やけど、強い陽射しや潮風で傷んだ肌の治療のほか、ベビーオイルとして使われてきました。現代になって湿疹など、さまざまな皮膚疾患やひどい乾燥肌、ニキビなどの肌トラブルに悩まされる人々の間で、そのスキンケア効果が注目されるようになりました。

ククイナッツ油の最大の特徴は、必須脂肪酸であるリノール酸が約40%、α-リノレン酸が約30%含まれていることですが、昔からサンスクリーン効果があるとされ、サンケア化粧品やサンタンローション(日焼け用クリーム)などによく配合されることがあります。とは言っても、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を含んだ一般的なUVクリームと同じように「日焼けを止める」働きをするということではありません。でも、ククイナッツ油には肌の細胞を紫外線によるダメージから守ったり、ダメージを受けて傷ついた肌をすばやく回復させたりする力があることをハワイの先住民たちは経験上わかっていたのでしょう。

ククイナッツ油は、リノール酸とリノレン酸をとても多く含むので、大変デリケートなオイルです。ククイナッツ油に限らず、リノール酸、リノレン酸を多く含んだオイルが酸化した場合には、せっかくの美容効果はすべて失われ、それどころか肌に刺激を与えるようになってしまいますので、開封後は冷暗所に、また、冷蔵庫に空気を遮断して保存すれば一年くらいは持たせることができます。