太白(たいはく)ごま油について

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太白(たいはく)ごま油とは

太白ごま油とは、普段使いできるアンチエイジングオイルです。太白ごま油は、炒りごまを搾った茶色の油ではなく、生のごまをそのまま搾った薄い黄色、または透明に近いごま油です。日本では調理油としてスーパーなどでも手軽に手に入ります。

インドに古代から伝わる、薬草治療「アーユルヴェーダ」では、美容オイル、医薬用オイルとしてとても大事なオイルなのですが、インドだけでなく、中近東、欧米や中国、そして日本でも、古くから医薬品の基剤として使われてきました。今でも漢方薬のベースオイルとして使われています。

リノール酸が45%ほどもあると、通常は酸化のスピードが早くなるはずなのですが、強い抗酸化作用のあるセサミン、セサモリン、セサモールを含んでいるため、持ちがよく、酸化しにくい健康的なオイルです。セサミン、セサモリン、セサモールには紫外線吸収効果もあるため、サンオイルや紫外線防止のクリームの基剤としても使われています。

太白ごま油にはリノール酸以外にもオレイン酸が約40%含まれていますので、「しっとり」と「さっぱり」のバランスがいいことから、マッサージオイルとして人気があります。

精製の度合いによって使用感や匂いに違いがありますので、一番搾りの食用太白ごま油の中から、パッチテストをして相性のいいものを探してみるといいでしょう。初めて外用のものを使いたいなら、薬局で「局方ゴマ油」(日本薬局方で定められた医薬品)を取り寄せてもらえます。