界面活性剤について

2019/01/14

無添加スキンケア化粧品 トップ - 化粧品関連用語集 - 界面活性剤とは

界面活性剤とは

界面活性剤とは、水と脂の間に存在する界面張力を低下させて、両者を混ぜるための物質。油と水を混ぜてクリームを作ったり(乳化剤)、脂汚れを洗面の水に混ぜて洗い流したり(洗浄剤)、油性成分を水に溶かしたり(可溶剤、分散剤)するときに使われる物質。水分保持力があるので保湿剤や髪の帯電防止剤としても使われます。

界面活性剤はそれぞれの特徴によって選択使用されます。
                      
親油基の性質により大きく分けて以下の4種類があります。

1:非イオン界面活性剤・・・乳化剤、可溶化剤によく使われます。刺激が少なく、起泡剤もこの種の界面活性剤が多く使われます。ノニオン界面活性剤とも呼ばれます。
2:陰イオン界面活性剤・・・AS(アルキル硫酸塩)、AES(アルキエーテル硫酸塩)など、洗浄剤によく使われます。アニオン界面活性剤とも呼ばれます。
3:陽イオン界面活性剤・・・帯電防止剤、殺菌防腐剤。リンスやトリートメントに多く使われます。カチオン界面活性剤とも呼ばれます。
4:両性イオン界面活性剤・・・起泡剤、アルキルベタイン系など洗浄剤によく使われます。他の界面活性剤の洗浄力を高める助剤として用いられます。

界面活性剤の元は石けんですが、20世紀前半にさまざまな界面活性剤が合成されるようになりました。現在では石油、植物油、タンパク質などから合成することができ、合成界面活性剤と呼んで石けんとは区別することが多いようです。