睡眠不足はなぜ太るのか?

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睡眠不足だと太る理由

睡眠もダイエットには大事なポイントになります。睡眠不足が肥満を導き、糖尿病のリスクを高める可能性について、近年さまざまな研究報告が相次いでいます。

睡眠不足が普段の行動に与える影響を調べるとともに、エネルギーの使われ方にどのような変化がもたらされるのかも研究されています。

この研究によれば、睡眠不足になると、食欲を増やすグレリンというホルモンの分泌量が多くなり、飢餓感が増したそうです。しかも、疲労感が強くなって行動をできるだけ抑えようとするため、消費エネルギーが減ってしまいます。通常、体は休憩時にもエネルギーを使っていますが、その消費エネルギーも抑えられていることがわかりました。

つまり、睡眠不足になると、飢餓感が増して摂取エネルギーが増えるのに、体が使う消費エネルギーが減ります。睡眠不足は、摂取エネルギーと消費エネルギーのアンバランスを引き起こし、これによって肥満のリスクが高まるということです。

快眠は肥満解消と若返りに効果的

若さを保ち、若返りを促進するホルモンには、性ホルモンの他に成長ホルモンがあります。成長ホルモンは、睡眠が深くなったときに分泌させるため、若返りには質のよい睡眠が必要です。成長ホルモンは午前0時から3時までに体脂肪を燃焼させます。

また、睡眠中には、糖質や脂質の代謝に関与しているコレチゾールも分泌されます。コレチゾールの分泌量が増えるのは、午前3時から6時までです。ですから、午前0時から6時までは、質のよい睡眠をとっておくと、肥満の解消や若返りに効果的だといういわけです。

快眠のポイント

今、日本では自分の睡眠に不満を持っていても改善できていない「睡眠難民」が8割以上にのぼるという報告があります。

快眠のポイントは体温調節です。高かった体温が下がるタイミングで寝つきがよくなり、深く眠れ、途中で起きなくなります。つまり、就寝前後の体温差を大きくすると、熟睡感が高まるのです。

たとえば、夕食に熱いものや辛いものを食べたり、ストレッチやヨガなどの軽い運動をしたりして、体温を上げておくとよいでしょう。

就寝1時間前に入浴するのも、質のよい睡眠をもたらしてくれます。38~40度程度のお湯にじっくり浸ると効果的です。