女性の抜け毛・薄毛について

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髪の毛のしくみ

髪の毛の本来の役割は、体毛と同様、体を保護・保温するためのものです。厳密に言えば、表皮が変化したもので、実は皮膚の一部なのです。
1本の髪の寿命は2~6年と言われていて、成長期、退行期、休止期を経て抜け落ちます。
自然と抜け落ちる毛は、1日に80~100本とされていますが、頭髪の約90%が成長期の髪であり、新しい毛が次々と生えてくるので、髪がなくならないのです。

髪の毛とホルモンは密接に関係している

女性ホルモンとは、卵巣から分泌される2つのホルモンの総称のことを言い、妊娠・出産に備える女性の体には欠かせないホルモンです。
女性らしさを引き出したり、体調を安定させるエストロゲンと、妊娠に必要なプロゲステロンがあり、髪の美しさを保つのに必要なのはエストロゲンです。

女性は20代後半をピークに、徐々にこのエストロゲンの分泌が低下します。エストロゲンは、ホルモンの中でも、肌に潤いを与えたり、ヘアサイクルの成長期を長くして髪を成長させる働きをしたり、女性の魅力を引き出す役割を担っています。
つまり、エストロゲンの分泌が低下することにより、髪が十分に育たないまま抜け落ちてしまうのです。止めたくても止められない加齢変化なのです。
もちろん、加齢以外でも女性ホルモンのバランスは乱れることがありますので、たとえ20代や30代という若さであっても、薄毛や抜け毛などの髪ドラブルを抱えることは多いのです。

女性の髪のエイジング

20代は、女性ホルモンの分泌が多く、髪の質・量ともにピークの時期です。個人差はあるものの、髪のうねりは少なく、毛の流れが揃いやすいので艷やかに見えます。
30代になると髪の乾燥が目立つようになり、徐々にうねりやすくなってきます。うねりにより髪表面が乱れるので、艶感も低くなります。白髪が出てくるのもこの頃です。
40~50代になると髪のハリ、コシが失われはじめ、ボリュームが出にくくなったり、分け目が目立ち始めます。更年期に入るとエストロゲンの分泌量が激減するため、髪質の悪化が顕著に表れます。
60代以降は、うねり、パサつき、ハリやコシがなくなるという髪の加齢変化が進み、頭皮も乾燥気味になります。白髪が増える人、髪の毛が薄くなる人など、加齢現象は人によって様々です。

加齢による髪の変化は自然の摂理ですが、お肌のエイジングケアがあるように、髪もエイジングケアで美しく保つことができるのです。
その秘訣となる3つのポイント、「生活習慣の見直し」「ストレスとの付き合い方」「紫外線対策」について、次回以降で詳しくご紹介いたします。